事例紹介
三重県総合博物館 | 三重県
イセエビ漁のにぎわい 〜海と人がつながる漁村の活気〜
PROGRAM1 海の企画展サポート
開催期間 | 展示①「先っちょ志摩に生きる」 平成29年9月30日(土)〜12月3日(日) 展示②「くらしの道具 〜いま・むかし〜」 平成30年1月4日(木)〜 2月16日(金) |
主催 | 三重県 |
開催場所 | 三重県総合博物館 2階 交流展示室 |
入場者数 | 展示① 12,632人 展示② 4,680人 |
企画展の内容・目的
- イセエビは、日本各地で古くから祭礼や正月飾り、高級食材として利用されており、海の恵みの象徴であり、人と海との関わりを深く掘り下げて学ぶことのできる海産物である。そこで志摩地域のイセエビ漁について、地理や歴史的背景、最新の研究成果を含め紹介する2つの展示を実施した。
- 展示①「先っちょ志摩に生きる」では、志摩地域の中でも特に個性的な「先志摩」地域に焦点をあて、イセエビ漁や海女漁などをはじめとする地域の生業やくらしの移り変わりについて、背景となる自然環境を含め紹介した。
- 展示②「くらしの道具と小学生と調べるイセエビをめぐる食文化」では、小学校3・4年生が社会科で「昔の道具」の単元を学習する時期にあわせて、昭和の時代のくらしについて理解を深める展示を行った。その中で、志摩地域のイセエビ漁をめぐるコミュニティの助け合いと、漁で得られた豊かな魚介類をみんなで分かち合う漁村のコミュニティの伝統やそこから生まれる食文化を受け継いできた知恵について、地元の小・中学生とともに調べ学習した成果を展示した。
- 関連事業として、イセエビの生態や養殖について専門家による講演会を行い、最新の研究成果を知ると同時に、貴重な資源を未来に渡って享受していくための重要性を学んだ。
- 「ワークシートでたんけんしよう!志摩の海」を子どもの年齢に応じて2種類用意し、展示を見ながら自分自身で調べ、学ぶ機会とした。